「みんなの自然農日記|大寒の静寂の中で。旧暦が教えてくれる『何もしない』という準備」

CONTENTS
4 WSのご案内
1 みんなの自然農園日記
こんにちは。Life3091です。
最近毎日寒いですね〜。こんな寒い日あったかい家の中でのんびりしていたいものです。
このページを読んでいるあなたはおそらく自然農について興味がある方だと思います。
「興味はあるけど、こんな寒い冬に何をすればいいのかわからない!」
「家庭菜園は暖かい春になってから!」
と、考えてしまいますよね。
でもそれでいいんです。無理に寒い日につらい農作業をする必要なんてありません。特に今の時期は二十四節気で「大寒(1月20日〜2月3日」にあたる一年で最も寒い時期です。実際に野菜たちも寒い冬は休眠中でまったく動こうとしません。タマネギも寒い冬はほとんど成長せず、気温が上がり始める3月頃になるまで、じっと寒さに耐えながら春を待ちます。
じゃあ、冬の農作業は何をすればいいのでしょう?

2 大寒の農作業 「土作り(寒起こし・天地返し)
大寒の農作業は、最も寒い時期を利用した土作り(寒起こし・天地返し)が中心で、春からの作物のために土壌を休ませ、微生物の活動を助け、害虫駆除効果も狙います。
・1~2月の厳寒期に、畑の土を深く掘り起こして上下を入れ替える作業。
・寒気にさらすことで土が団粒構造になり、フカフカの土になる(凍結融解作用)。
・冬眠中の害虫を地表に出して駆除し、酸素に触れさせない菌を減らし、良い菌を増やす。
写真は去年Life3091の実習田でお米づくりを体験されたご家族の写真です。時期は11月2日、初めてのお米作りに挑戦して、やっと稲刈りが終わったお写真ですね。やっとお米づくりが終わったわけですが、実は田んぼの準備は12月、1月から始まっているんです。例えば稲藁を田んぼ全体に撒いてイネが吸い上げた窒素を田んぼに戻したり、畦を切って田んぼ全体の形を整えたり、冬の間にやることって結構たくさんあるんですよね。教員時代の僕はそんなことも知らずに週末だけ米づくりに参加していました。
でも実は田んぼも畑も一番大切なのは冬の季節なんですね。寒さが厳しいこの季節にどれだけ田んぼや畑に手を施すかで、春からの農作業と作物の生育が変わってくる。そんなことに気がついたのも僕自身最近のことです。年末年始の農泊も落ち着き、Life3091もそろそろ田んぼの準備に取り掛かります。
3 『何もしない』という準備
最後に「何もしない準備」について書きます。
「何もしない」と書かれてあると、「よし、寒い冬は農作業は何もしなくていいんだ!」と考えてしまう人は、ここまで読んでくださった方の中にはいませんよね。そう、「何もしない」はただ「畑を放置する」ことではないのです。
① 何もしない準備 その1 毎日畑を観察する
これは何もしない準備の中でとても大切な準備だと言えます。なぜなら畑(圃場)で育っている野菜、野草たちはみんな生きているからです。僕も毎朝欠かさず畑(圃場)を観察しています。時には霜が降りて真っ白になっている日もあれば、湿度が低く霜は降りていなくても地面はバリバリに凍っている日、少し雪が降って圃場全体が真っ白になっている日など、圃場と野菜たちの表情は毎日違います。そんな野菜たちに話しかけながら観察をするのはとても楽しい時間です。側から見るとちょっと怪しいかもしれませんが(笑)。

② 何もしない準備 その2 菌ちゃんの活動を覗いてみる
圃場には実にたくさんの生き物がいます。というよりはたくさんの生き物がいた方が豊かな圃場になります。その生き物は目にみえるものもいれば、目に見えない小さな小さな生き物もいます。それは菌ちゃん先生が大好きな菌ちゃんや微生物たちです。この菌ちゃんや微生物たちが野菜たちを健康な野菜に育ててくれます。それでは菌ちゃんたちの活動はどうしたら覗けるのでしょう? 顕微鏡で覗く?いえいえ、菌ちゃんたちの活動は顕微鏡なんか使わなくても簡単に覗くことができます。例えば写真のように圃場に積み上げた稲藁、刈り取ったまま積み上げた夏草の山などがあれば、バッチリです。そんなところを見つけたら、そっと覗いてみてください。子どもの頃、山や田んぼで遊んだ時の懐かしい香りがすると思います。
③ 何もしない準備 その3 こたつで農作業
寒い寒い日はこたつに入ってみかんでも食べながら農作業をしましょう。「なに?どゆこと?」と思うかもしれませんね。でもこれってとても大切な農作業なんです。例えば、来年作る野菜の種を調べたり、昨年の農作業を振り返ったり、あとYouTubeをみて勉強したり、結構できることってたくさんあるんです。農作業は畑や田んぼだけでするものではなく、これは「身体を休めて頭を使う」という農作業ですね。せっかくですのでLife3091が参考にしているYouTubeチャンネルを紹介します。

「島の自然農園(自然農 日々の記録)」
不耕起・無肥料の自然農を実践。淡路島の豊かな畑から、野菜の生命力を引き出す知恵と日々の成長を配信
http://www.youtube.com/channel/UCPY6EPJ2C3qi5D0shGu715A

中谷自然農園自然農法
大阪から移住し岡山で営む自然農と自然養鶏の記録。不耕起・無農薬の野菜作りや平飼い卵の知恵を、初心者にも分かりやすく農業講座形式で発信しています。
http://www.youtube.com/channel/UCZLY8i9KnvwiuNgmHNWIyew
4 WSのご案内
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今回から始まった「みんなの自然農日記」はいかがでしたか? 今回この記事を書くのに少し時間がかかってしまいましたが、今回の内容を受けて、2027年1月25日(日)にワークショップ(WS)を開催したいと思います。
WSの内容は、「2 大寒の農作業 「土作り(寒起こし・天地返し)」を受けて、実際にLife3091の圃場を使って「天地返し」を体験していただこうと思います。
○当日の流れ
2026年1月25日(日)
10:00 作業の説明など
10:20 圃場の観察
10:30 作業
2 場 所 Life3091圃場
3 持参物 スコップ、作業用手袋、長靴
4 参加費 500円(ひと家族)

