Dream House Project
1 Dream House Project 始動 〜子どもたちが自然を楽しむために〜
1 Dream House Project 始動 〜子どもたちが自然を楽しむために〜
近年、日本の子どもたちの間で「体験格差」と「自然スキル不足」が問題になっています。体験格差とは、子どもたちが育つ環境や家庭の経済状況によって、学びや遊びの機会に差が生じる現象が発生します。例えば、自然の中での遊びや体験を多く積む子どももいれば、都市部の狭い空間で過ごしがちな子どももいます。これにより、自然と触れ合う機会が少ない子どもたちは、自然スキルが不足しています。
自然スキルとは、アウトドアでの遊びや活動を通じて身をつくる、観察力や問題解決能力、協調性などを指します。これらのスキルは、子どもの健全な成長に欠かせない要素です。しかし、都市部では公園や自然が少なく、子どもたちが自由に遊ぶ時間も減っているため、自然スキルを身につける機会が限られています。
2 眠っている農地を有効利用する
Life3091のまわりにはたくさんの眠っている農地があります。これらの農地を有効利用することはLife3091の重大なミッションです。
① 多様な作物の栽培
眠っている農地に地域の気候や土壌に適した多様な作物を栽培することで、その農地を活用できます。特にLife3091が取り組んでいる自然農業や特産品の栽培は市場価値が高く、収益性も向上します。また、異なる季節に収穫できる作物を組み合わせることで、年間を通じて農地を有効活用できます。
② 再生可能エネルギーの活用
農作物の廃棄物やまわりにある樹木、さらには廃材等を活用することでエネルギーを生み出すことができます。太陽光によって水を温めるだけでエネルギー消費量をかなり抑えることもできます。これらの多様な再生可能エネルギーによって農業とエネルギー生産を両立させることができます。
③ 観光農園の運営
眠っている農地を観光農園として運営する方法です。観光客に農業体験を提供することで、農地を有効活用しながら地域の観光資源として活かすことができます。収穫体験や農作業体験、農産物の直売などを組み合わせることで、農地の価値を高めることができます。また、アグリツーリズム(農業と観光の融合)として、宿泊施設やレクリエーション施設を併設することで、地域経済の活性化にも寄与します。
これらの方法を組み合わせることで、眠っている農地を多角的に活用し、収益性や地域社会への貢献を高めることが可能です。
3 ツリーハウスをつくる
Life3091のコンセプト、それは「子どもたちの未来を考えた場所」です。これからの新しい世代を担う子どもたちが遊び、体験し、感じ、学ぶ、そんな環境を作りたい。そのためのシンボルとなるランドマークを作るためにフィールド内にツリーハウスを作ることにしました。
ツリーハウスなんて、本当にできるのか?
最初はそんな気持ちでした。振り返ると、農作業、農家民宿、野菜配達などの業務だけでも一杯いっぱいだった日々でした。そんな日常に飛び込んできたツリーハウス造り。こうしてまとめてみると忙しいなかにも楽しい時間のほうが大きかったと思います。
それなりのお金もかかりましたが、それ以上の愉しさの方が大きかったです。
今回のDream House Projectは「価格」以上の「価値」に尽きると思います。